クリニックのホームページは自作で!作成方法や自作できるサービスを解説
クリニックのホームページを自作するメリット&デメリットは?
クリニックのホームページを自作する方法は?
クリニックのホームページに載せるコンテンツって何?
今回は、クリニックのホームページ自作に関する、上記のような疑問にお答えします。
本記事の内容
- クリニックがホームページを自作するメリット&デメリット
- クリニックのホームページを自作できるサービス5選
- クリニックのホームページでよくあるコンテンツ
- クリニックのホームページ自作のコツ
本記事の執筆者
こんにちは、ホームページ自作ラボ管理人のリュウです。
私は、現役のWebデザイナーとして、ホームページ制作会社の代表をしています。
本記事は、以下のような人にオススメです
- クリニックのホームページを自作しようか迷っている
- クリニックのホームページを自作する方法を知りたい
本記事を読むことで、クリニックのホームページ自作について知ることができ、クリニックのホームページを自作するか検討するための判断材料になります。
結論を先に言うと
クリニックのホームページは、自作することで多くのメリットがあります。
メリットがデメリットを上回る場合は、本記事や当サイトを参考にして、ぜひ自作に挑戦してみてください。
では、クリニックのホームページ自作について徹底解説していきます!
このページの目次
クリニックのホームページは必要?
クリニックのホームページ自作について解説して行く前に「そもそもホームページは必要なのか?」という疑問にお答えします。
結論を先に言うと、ホームページはクリニックにとって必須のツールと言えます。
クリニックのホームページには、主に以下の3つの役割があり、クリニックの運営に欠かせません。
- 新規の患者様の来院を増やす。
- 既存の患者様へ情報発信をする。
- スタッフを募集し採用につなげる。
新規の患者様の来院を増やす
患者様がクリニックを探すとき、まずインターネットで検索することが多いです。
「歯科 ○○(地名や駅名など)」などのキーワードで検索して、診療科目とエリアを絞り込んで、クリニックの候補を探す訳です。
同じ診療科目のクリニックが複数見つかった場合は、どこに行こうかホームページを見て検討します。
その際に、ホームページがなければ、クリニックの存在を知ってもらえず、候補にも入りません。
また、Googleで検索すれば検索結果ページに、Googleマップと一緒に、対象エリアのクリニック一覧が表示されます。
Googleマップでは、クリニック名と一緒に「ウェブサイト」というリンクボタンを設置できるので、そこからアクセスしてもらえる可能性があります。
しかし、ホームページを持っていなければ、ホームページを持っているクリニックよりも選んでもらえる可能性が下がります。
このように、ホームページによってクリニックについて知ってもらえる機会を増やし、患者様の来院につなげることが可能です。
地域によっては、同じ診療科目のクリックが複数院あることも珍しくありません。その中で選んで来院してもらえるかは、ホームページのありなしも大きく影響します。
昔はタウンページでしたが、今はインターネット検索で近所のクリニックを探しますもんね。
既存の患者様へ情報発信をする
クリニックのホームページは、新規の患者様を集めるだけではありません。
既存の患者様への情報発信ツールとしても活用できます。
既存の患者様であっても、診療日や診療時間の確認、年末年始休暇の確認などでホームページを訪れるからです。
また、新しいサービスや取り組みなどについてアピールしたり、ブログページなどで役立つ情報を発信することもできます。
たまにしか行かないクリニックだと、診療時間を覚えていなくて「今日、何時だったら行けるかな?」ってホームページにアクセスして調べます。
年末年始休暇や臨時休診のお知らせはもちろん、ワクチン接種など時事的な内容も、ホームページならすぐ告知できて便利です。
スタッフを募集し採用につなげる
ホームページを見るのは患者様だけではありません。
看護師や受付スタッフなど、クリニックで働きたいと考えている人も見ます。
スタッフ募集中の職種があれば、採用情報ページを作成して載せておきましょう。
ホームページが切っ掛けで採用につながるかもしれません。
また、求人サイトに掲載中であれば、興味を持った人はホームページを確認します。
その際、ホームページがあれば、より詳しくクリニックについて知ってもらえ、求人サイトの効果を高めてくれます。
クリニックでも、ホームページを求人に活用するのは定番ですね。
ホームページから採用につながったら、費用を掛けて求人サイトに載せなくても大丈夫なのでお得です。
クリニックがホームページを自作するメリット
クリニックがホームページを自作するメリットは、以下の通りです。
- 作成&運営コストを圧倒的に低く抑えられる
- いつでも自由に更新やページ追加ができる
- ホームページ作成・運営のノウハウが社内で蓄積される
- 最短1日でホームページを完成・公開することも可能
作成&運営コストを圧倒的に低く抑えられる
ホームページ作成を制作会社などのプロに依頼すると、初期の制作費だけでも数十万円は掛かります。
そして、完成後は月額費用が数千円~数万円は掛かります。
大病院でもないクリニックであれば特に、高額な費用をホームページに掛けられないクリニックも多いでしょう。
しかし、ホームページを自作すれば、作成&運営コストを圧倒的に低く抑えられます。
自作する方法によりますが、ホームページ作成サービスを使用するのであれば、初期費用¥0・月額費用¥1,000位でもホームページを持つことが可能です。
浮いたホームページ制作費は残しておいたり、、他の支払いに使うことができます。
ホームページ作成の費用を圧倒的に低く抑えられるのは、自作する最大のメリットです。
ケタが違いすぎてビックリです。
いつでも自由に更新やページ追加ができる
基本的に、制作会社に作ってもらったホームページは自分で更新できません。
更新したり、ページ追加をしたい場合は制作会社に依頼することになります。
月額費用を払って更新代行の契約をしているなら追加費用なしで済みますが、そうでない場合は別途費用が掛かります。
そして、費用が掛かるだけでなく、少しの変更でも数日掛かってしまうことがあるので、今日すぐに更新してくてもできない可能性があります。
しかし、自作したホームページであれば、自分で最新情報をすぐに載せることができ、ホームページのメリットを活かした運営が可能です。
パンフレットなどの紙媒体と違い、いつでも、すぐに変更できるのがホームページの強みです。
変更に時間が掛かってしまうなら、ホームページ強みを活かしきれないですよね。
ホームページ作成・運営のノウハウが院内で蓄積される
初めてホームページ作成をして運営するなら、最初は分からないことが多く戸惑いもあると思います。
とは言え、小規模なホームページであれば、初心者でも十分運営できます。
自作であれば、経験を積み重ねて行く中で、ホームページ作成・運営のノウハウが院内で蓄積されるのは大きなメリットです。
もし、系列のクリニックも開院することになったとしても、自分でスムーズに作れるようになっているでしょう。
制作会社に任せていると楽な面もありますが、いつまでも自分ではできないままです。
制作会社に任せ続けるということは、お金も外部に流れ続けるということですね。
最短1日でホームページを完成・公開することも可能
ホームページのボリュームなどによっても異なりますが、ホームページ作成をプロに依頼すると、完成まで2~4ヶ月前後は掛かります。
まずは打ち合わせをして、サイト設計を考えてトップページデザインを作って…と進んで行くので仕方のないことです。
急いでいないなら数ヶ月掛かっても困らないと思いますが、何かの事情で「数日後には必要」というケースもあるでしょう。
ホームページの自作であれば、初めてであっても数時間あれば完成できます。
そのため、作り始めた当日中に公開することも可能です。
載せる内容を考えながら、ゆっくり作って行っても、1周間前後で完成・公開できます。
開業時など、急ぎでホームページが必要なときに助かりますよね。
クリニックがホームページを自作するデメリット
クリニックがホームページを自作するデメリットは、以下の通りです。
- 自社で作成する時間と手間が掛かる
- 素人感のあるデザインになるかもしれない
- 載せる内容などを自社で考える必要がある
自分で作成する時間と手間が掛かる
クリニックのホームページを自作するなら、ホームページ作成する時間と手間を取られることになります。
院長自ら行うにしても、担当者を決めて任せるにしても、日常業務の中でホームページ作成の時間を作らなくてはいけません。
ホームページ作成は、作成作業そのものよりも、ホームページの構成を考えたり、原稿を用意する手間の方が大きいです。
なぜなら作成自体は、ホームページ作成サービスを利用すれば簡単にできるからです。
とは言え、プロに依頼しても結局は、打ち合わせや原稿作成に時間を取られることになります。
小規模なホームページであれば、自作した方が早くできて、時間を取られない場合も多いです。
制作会社に依頼するときのように「内容をプロに相談する」ということはできないので、自分で考えて作っていく必要があります。
少しの手間と時間を掛けてでも、大幅に費用を抑えられるなら、手間と時間を掛ける価値がありますね。
素人感のあるデザインになるかもしれない
ホームページを自作するのに一番心配なのは「素人感のあるダサいデザインにならないか?」ではないでしょうか。
確かに、自作する方法によっては、残念なデザインになる可能性はあります。
しかし、ホームページ作成サービスを利用すれば、豊富なデザインテンプレートから選んで作れるので、デザインの心配は不要です。
プロのデザイナーが作成したデザインを使用できるので、クリニックにとって大切な信頼感のあるホームページを持てます。
実はプロに依頼しても、イマイチなデザインのホームページになる場合もあります。
デザインテンプレートを使って自分で作った方が、確実かもしれませんね。
載せる内容などを自分で考える必要がある
ホームページを自作するということは、ホームページに載せる内容を自分で考えなくてはいけません。
「どういうページを作るか?」「何を書こうか?」などです。
しかし、ホームページをプロに依頼するにしても、すべてプロに丸投げはできず、載せる内容や原稿は自社で考えなくてはいけません。
プロに相談できるので少しは楽だと思いますが、自社として「どういうホームページにすべきか?」は一緒に考えることが大切です。
もし、ホームページに載せる内容が思いつかない場合は、競合他院のホームページを見ればヒントを得られます。
もちろん丸パクリはNGですが、どういうページを作っているのかや、アピール方法など参考にするだけなら大丈夫です。
初心者がゼロから考えるのは難しいです。他院のホームページを見て考えれば、より早く考えがまとまります。
他院のホームページを自由に見れるのは、インターネットの良いところですよね。
ホームページの自作が適しているクリニック
ホームページの自作が適しているクリニックは、以下の通りです。
- ホームページに大きな費用を掛けられないクリニック
- オリジナルデザインにはこだわらないクリニック
- 一般的なホームページを作りたいクリニック
- 小規模なホームページを作りたいクリニック
ホームページに大きな費用を掛けられないクリニック
ホームページ作成サービスを利用して自作すれば、初期費用¥0・月額費用¥1,000前後でホームページを持つことが可能です。
ホームページ制作に数十万円などの大きな費用を掛けられない、もしくは掛けたくないクリニックは自作が適しています。
と言うより、自作の選択しかないでしょう。
オリジナルデザインにはこだわらないクリニック
ホームページ作成サービスを利用して自作すれば、豊富なデザインテンプレートから選んで作れるのがメリットです。
選んだテンプレートをカスタマイズして、個性を出せるサービスもあります。
しかし、ベースがテンプレートである以上、オリジナルデザインではありません。
それでも「オリジナルデザインにはこだわらない」というクリニックであれば、自作が適しています。
一般的なホームページを作りたいクリニック
どこまでが一般的なのか線引きは難しいですが、特殊な機能が付いていたり、変わった仕様でなければホームページの自作で対応できます。
要は、ホームページ作成サービスの機能の範囲内で作れるホームページです。
小規模なホームページを作りたいクリニック
全部で10ページ位までの小規模なホームページであれば、ホームページの自作が適しています。
10ページ位のホームページであっても、プロに依頼すると30~50万円位は掛かってしまいますが、自作すれば月額¥1,000前後のランニングコストのみで可能です。
また、小規模なホームページであれば、初心者でもすぐに作りやすいので、自社で作ることがオススメです。
ホームページの自作が適していないクリニック
ホームページの自作が適していないクリニックは、以下の通りです。
- 自作する時間や手間を掛けていられないクリニック
- オリジナルデザインにこだわりたいクリニック
- プロに相談してコンセプトやサイト構成から考えたいクリニック
- 大規模なホームページを作りたいクリニック
自作する時間や手間を掛けていられないクリニック
自作すれば格安の費用で済むとは言え、ホームページ作成にまったく時間を掛けられないクリニックであれば、自作は適していません。
小規模のホームページであれば、自作でも最短1日で完成できますが、超多忙であれば短時間でも無理かもしれません。
費用を掛けてでもプロに依頼した方が、気楽で良いと思います。
オリジナルデザインにこだわりたいクリニック
テンプレートを使わず、オリジナルデザインにこだわりたいクリニックは、プロに依頼した方が良いです。
ホームページ作成サービスなどを利用するとなると、どうしてもテンプレートを選んで作ることになるので、オリジナルにはなりません。
プロに希望を伝えて、自社のためだけのデザインを作ってもらってください。
プロに相談してコンセプトやサイト構成から考えたいクリニック
プロに依頼したい場合は、ホームページのコンセプトやサイト構成から相談して作ることができます。
プロならではの、マーケティングやブランディングを考慮した意見をもらえ、より成果を出せるホームページが完成する可能性はあります。
ただ、このあたりは制作会社や担当者のスキル次第でピンキリです。
良い制作会社に出会えたら「高額な費用を支払ってでも依頼して良かった」と思えるかもしれません。
大規模なホームページを作りたいクリニック
大規模なホームページを作りたいのでしたら、自作は適していません。
どこからが大規模なホームページになるのか線引きが難しいですが、30ページ以上あるならプロに依頼した方が良いです。
大規模でも自作できなくはないのですが、単にページを増やしていくだけではユーザー導線が悪くなり、使いづらいホームページになってしまいます。
大規模な場合は、よりサイト設計が重要になるので、初心者が自作するには難しくなります。
クリニックのホームページを自作できるサービス5選
クリニックのホームページを自作できるサービスをご紹介します。
以下でご紹介するホームページ作成サービスは、どれも初心者でも簡単に使えるので、簡単にクリニックのホームページを作れます。
ジンドゥー(Jimdo)
運営会社 | 株式会社KDDI ウェブコミュニケーションズ |
---|---|
無料プラン | あり |
最安の有料プラン | ジンドゥークリエイターの[PROプラン]月額¥965 |
テンプレート数 | 40種類以上 |
ジンドゥーはドイツで誕生したホームページ作成サービスで、世界で3200万以上のサイトがジンドゥーで作成されています。
そして、日本でも200万以上のユーザーに利用されている人気のサービスです。
ジンドゥーはクリニックのホームページとしても、たくさん利用されています。
特に、AIがホームページ作成してくれる「AIビルダー」は超簡単にホームページ作成できるので、パソコンが苦手な人にもオススメです。
ジンドゥーはホームページに必要な機能はしっかり備わっていますが、機能が無駄に多すぎることがないので、迷わず操作しやすいです。
ジンドゥー(Jimdo)の評判は!? 特徴・メリット・デメリットを徹底解説!
Wix(ウィックス)
運営会社 | Wix.com Japan株式会社 |
---|---|
無料プラン | あり |
最安の有料プラン | ホームページプランの[ベーシックプラン]月額¥990 |
テンプレート数 | 約800種類 |
Wixは、イスラエルで誕生したホームページ作成サービスで、世界190ヶ国で2億人以上もの利用者がいます。
そして、日本でも300万人以上に利用されている超人気のサービスです。
Wixはテンプレート数が約800種類と圧倒的に多く、幅広い業種や種類のホームページに合うテンプレートが用意されています。
また、250以上もある多様な機能を簡単に追加できるので、目的に合わせて理想のホームページへとカスタマイズすることが可能です。
多機能で本格的なクリニックのホームページを、誰でも簡単に作れる魅力的なサービスです。
Wix(ウィックス)の評判は!? 特徴・メリット・デメリットを徹底解説!
ペライチ
運営会社 | 株式会社ペライチ |
---|---|
無料プラン | あり |
最安の有料プラン | [ライトプラン]月額¥1,465~ |
テンプレート数 | 約400種類 |
ペライチは2015年に開始された、比較的新しい純国産のホームページ作成サービスですが、既に40万人を超えるユーザーが登録しています。
ペライチの名称のイメージ通り、小規模のホームページや、それこそ1ページのみで縦長のホームページ作成が得意なサービスです。
LP(ランディングページ)と呼ばれる、商品やサービスの紹介を1ページほどでまとめたWebページの作成にも最適です。
小規模のホームページが得意ですが、最大で20ページまでのホームページを公開できます。
そして、クリニックの公式サイト以外で、期間限定で公開するページとしても活用できます。
ペライチの評判は!? 特徴・メリット・デメリットを徹底解説!
グーペ(Goope)
運営会社 | GMOペパボ株式会社 |
---|---|
無料プラン | なし |
最安の有料プラン | [ライトプラン]月額¥1,100~ |
テンプレート数 | 35種類以上 |
グーペは、純国産のホームページ作成サービスで、10万人以上の利用者がいます。
元々は飲食店向けのホームページ作成サービスでしたが、今は飲食店以外の店舗を始め、クリニックのホームページにも使えるサービスになっています。
グーペは、無駄に機能が多くなく、ホームページ作成サービスの中でも特に初心者が使いやすいです。
月額¥3,300から利用できる[スタンダードプラン]限定ですが、電話サポートもあるので、マニュアルページだけでは不安な人も安心です。
グーペ(Goope)の評判は!? 特徴・メリット・デメリットを徹底解説!
とりあえずHP
運営会社 | 株式会社smallweb |
---|---|
無料プラン | なし |
最安の有料プラン | 月額¥2,970 |
テンプレート数 | 200種類以上 |
とりあえずHPは、2009年からサービス提供を開始している、純国産のホームページ作成サービスです。
余り派手に宣伝はしていないですが、既に22,000人以上の利用者がいます。
とりあえずHPは、クオリティが高いデザインばかりで、プロに依頼して作ったようなデザインのホームページを持てます。
しかも、テンプレートが200種類以上もありクリニック向きのデザインも多いので、きっと気に入るデザインを見つけられます。
また、とりあえずHPは「簡単に作れる」を徹底研究して開発されたホームページ作成サービスなので、超初心者でも使いやすいです。
とりあえずHPの評判は!? 特徴・メリット・デメリットを徹底解説!
クリニックのホームページでよくあるコンテンツ
クリニックのホームページでよくあるコンテンツを「必要なページ」と「あった方が良いページ」に分けて解説します。
各コンテンツが1つのページになっていることが多いですが、1つのページに複数のコンテンツが掲載されているケースもあり得ます。
必要なコンテンツ
クリニックのホームページで、最低限必要なコンテンツです。
どんなに小規模なホームページであったとしても、以下のコンテンツは必要です。
- トップページ
- クリニック概要 / アクセス情報
- 診療内容
- お問い合わせフォーム
- プライバシーポリシー
トップページ
トップページは、ホームページの入口であり顔です。
サイト訪問者が知りたい情報をすぐに見つけられたり、下層ページ(トップページ以外のページ)へスムーズに移動できるように工夫しましょう。
クリニック概要 / アクセス情報
クリニック概要 / アクセス情報は、ホームページによっては「クリニック案内」「当院について」であったりします。
要は、クリニックの診療日・診療時間やアクセス情報を載せるコンテンツです。
曜日別の診療時間を表にして載せたり、アクセス方法が分かりやすいように住所だけでなくGoogleマップ埋め込んで載せたりします。
診療内容
診療内容は、診療内容について紹介するコンテンツです。
他のクリニックと比較されるときに、特に見られるページです。
単に診療科目を並べるのではなく、それぞれの診療科目での取り組みについて、分かりやすく載せましょう。
お問い合わせフォーム
お問い合わせフォームがあれば、診療時間に関係なく24時間365日いつでも問い合わせできるので便利です。
電話を掛けて問い合わせるよりも心理的な負担が少なく、気軽に問い合わせることができるメリットがあります。
また、問い合わせすべてが電話で来ることがなくなるので、電話対応の負担を減らせます。
プライバシーポリシー
プライバシーポリシーは「個人情報保護方針」と呼ばれることも多く、クリニックとしての個人情報の取扱い方法や、プライバシーへの配慮を示すための指針です。
お問い合わせフォームを設置する場合は、セットでプライバシーポリシーが必要になります。
なぜなら、お問い合わせフォームで氏名や連絡先などを送信するので、個人情報の取り扱いについて明示することが重要だからです。
安心して問い合わせてもらうためにも、プライバシーポリシーは載せておきましょう。
こちらで紹介した「必要なコンテンツ」は、診療科目や規模にかかわらず基本的に、どのクリニックでも必要です。
急ぎでホームページを公開したい場合は、まず「必要なコンテンツ」のみを作って公開すれば良いですね。
あった方が良いコンテンツ
クリニックのホームページで、できればあった方が良いコンテンツです。
不要な場合もありますが、ホームページで載せられそうなコンテンツは載せておきましょう。
- クリニック案内
- お知らせ / ブログ
- 事例・実績紹介
- 患者様の声
- よくあるご質問
- 採用情報
- スタッフ紹介
クリニック案内
クリニック案内は、「必要なコンテンツ」で解説した「クリニック概要」よりも、クリニックについての案内を充実させたコンテンツです。
クリニックについて、より詳しく紹介し、信頼性の向上を図ります。
よくクリニック案内に載せてある内容は、以下の通りです。
- クリニック概要
- 当院の理念
- 院長のメッセージ
- 当院独自の取り組み紹介
- 系列クリニックの紹介
- クリニック案内の動画
お知らせ / ブログ
お知らせは、診療に関連する情報を発信するコンテンツです。
ブログのように、記事を投稿していく形式のページであることが多いです。
お知らせとブログを兼ねているページになっていることも多く、その中でカテゴリー分けして情報を探しやすくすると便利です。
新着数件の記事タイトルが、自動的にトップページに載るようにしておけば、トップページを訪れたユーザーに見てもらいやすいです。
また、良質な記事を増やすことで、SEO対策の一つにもなり、検索されたときに自院のホームページを見つけてもらいやすくなります。
事例・実績紹介
事例・実績紹介は、自院の診療に関連する事例や、実績を紹介するコンテンツです。
診療の効果を、よりリアルにイメージできるようになるので、集患につながる可能性を高められます。
また、診療内容でアピールした内容の「証明」みたいなもので、事例や実績がたくさん載っていると信頼性UPにもつながります。
注意点として、載せる事例や実績は、患者様の許可を得てから載せるようにしてください。
患者様の声
患者様の声は、診療を受けられた患者様の感想を載せるコンテンツです。
「事例・実績紹介」に近いものがあり、同様の効果を期待できます。
もし可能なら、患者様の直筆メッセージや顔写真も載っていると、より効果を期待できます。
患者様の声も必ず、患者様の許可を得てから載せるようにしてください。
よくあるご質問
よくあるご質問は、患者様からよくある質問や、想定できる質問と回答を載せるコンテンツです。
よくある質問を載せることで、サイト訪問者の疑問を解消し、満足度を高められます。
他のコンテンツでは載せきれない内容を載せることで、自社のアピールができます。
また、よくある質問を載せておくことで、お問い合わせの数を減らす効果も期待できます。
多くの人が知りたいことは傾向がありますが、同じ質問に対して何度も対応する手間を省け、業務効率を上げられます。
採用情報
採用情報は、自院の採用情報に関するコンテンツです。
クリニックのホームページを見る人は、就職を検討していたり、就職先を探している人も少なくありません。
募集要項だけでなく、院長からのメッセージ、スタッフの声、1日の仕事の流れなども載せておくと、応募数UPにつながります。
募集中の職種がある場合は、必ず載せておきましょう。
スタッフ紹介
スタッフ紹介は、実際に自院で働いている人を紹介するコンテンツです。
顔写真と名前を載せるだけではなく、仕事に対する心構えなども載せることで、クリニックへの好感度を上げる効果が期待できます。
ここで紹介した「あった方が良いコンテンツ」は、なくても大丈夫です。
一気にすべてを作らなくても、一旦公開した後に、少しずつ増やして行っても良いですよね。
クリニックのホームページ自作のコツ
クリニックのホームページを自作する上でのコツは、以下の通りです。
- 院長の言葉で、自院の方針や理念を伝える。
- 診療内容について分かりやすく載せる。
- クリニックの雰囲気が伝わるように写真を活用する。
- 診療時間やアクセス情報について分かりやすく載せる。
- 「医療広告ガイドライン」などを確認し、規制に違反しない。
院長の言葉で、自院の方針や理念を伝える
クリニックとして、どういう方針や理念に基づいて運営されているのか、院長自身の言葉でメッセージを伝えましょう。
患者様の気持ちに寄り添ったメッセージは、ホームページのデザインのカッコよさなどより大切です。
院長からのメッセージは、一番よく見られるトップページに載せることがオススメです。
なるべく顔写真と一緒に載せましょう。
診療内容について分かりやすく載せる
診療内容について載せるときに、なるべく医学の専門用語は減らして、一般の人に分かりやすい文章にすることが大切です。
医師には当たり前のことでも、一般の患者様は分からないことが多いからです。
専門用語を使うときは、分かりやすい説明を補足で付けるようにしてください。
写真やイラストなども載せて説明することも有効です。
クリニックの雰囲気が伝わるように写真を活用する
文字だけのホームページでは、クリニックにイメージがわきません。
クリニックの外観や院内の写真もたくさん載せて、クリニックの雰囲気が伝わるようにしましょう。
できれば、医師はもちろん看護師などのスタッフも写っている方が好感度を上げられます。
診療時間やアクセス情報について分かりやすく載せる
新規の患者様に限らず、既存の患者様にもよく見られるのが診療時間やアクセス情報です。
「今日開いているのかな?」とホームページを確認することはよくあることです。
また、一度行ったクリニックでも、久しぶりであれば場所を忘れていることがあり得ます。
すぐに見つかるように、診療時間やアクセス情報については、クリニック案内ページだけでなく、トップページにも載せておきましょう。
「医療広告ガイドライン」などを確認し、規制に違反しない
厚生労働省が公開している「医療広告ガイドライン」とは、医療機関における広告規制を記載したものです。
医療広告規制は遵守を推奨するルールのため、法律上明確に位置付けられているものではありません。法的な拘束力はないですが、違反している場合は是正や罰則の対象になります。
クリニックのホームページを自作するなら、医療広告ガイドラインに目を通しておきましょう。
◆ 関連資料:医療広告ガイドラインに関するQ&A
クリニックのホームページ自作 まとめ
今回は、クリニックのホームページ自作について徹底解説しました。
クリニックのホームページは、自作することで多くのメリットがあります。
メリットがデメリットを上回る場合は、本記事や当サイトを参考にして、ぜひ自作に挑戦してみてください。