ホームページ用語 32選【初心者も必須の基礎編】
初心者でもホームページ作成で必要な専門用語って?
ホームページ用語は多すぎて、何から覚えたら良いか分からない。
今回は、ホームページ用語に関する、上記のような疑問にお答えします。
本記事の内容
- ジャンル別のホームページ用語解説
本記事の執筆者
こんにちは、ホームページ自作ラボ管理人のリュウです。
私は、現役のWebデザイナーとして、ホームページ制作会社の代表をしています。
本記事は、以下のような人にオススメです
- 最低限必要なホームページ用語を手っ取り早く知りたい。
- ホームページを自作する上で知っておくべき用語を教えてほしい。
本記事を読むことで、初心者でも知っておいた方が良いホームページ用語を知ることができます。
結論を先に言うと
初心者は、本記事で紹介している基本的なホームページ用語を知っておくだけでも、少し気が楽になると思います。
1回で覚えなくても良いので、まずは「そんな言葉があったな」と思い出せる程度でも大丈夫です。
では、ホームページ用語について徹底解説していきます!
このページの目次
ホームページ作成全般のホームページ用語
ホームページ作成全般で使われる用語です。
サーバー
サーバーとは、ホームページのデータを保管しておくコンピューターです。
ユーザーは、サーバーに保管しているホームページのデータにアクセスすることで、ホームページを見ることができます。
サーバーを初心者でも気軽に使えるようにしているサービスがレンタルサーバーです。
月単位や年単位で、サーバーをレンタルすることができ、管理画面にて各種設定ができます。
ドメイン
ドメインとは、簡単に言うと「インターネットの世界での住所を分かりやすくしたもの」です。
例えば、当サイトであれば「hp-labo.com」がドメインです。
1番有名な「.com」以外に「.net」「.jp」「.co.jp」など、多数あります。
ホームページを公開するためにドメインが必須で、お名前.comなどのドメインレジストラにて取得できます。
URL(ユーアールエル)
URLとは、インターネット上でのホームページの住所のようなものです。
当サイトであれば「https://www.hp-labo.com」がURLです。
上記で説明している「ドメイン」が使われています。
ブラウザのURL欄にURLを入力することで、見たいホームページにアクセスできます。
ブラウザ
ブラウザとは、ホームページを見るためのソフトです。
有名なものだと、「Internet Explorer」「Microsoft Edge」「Google Chrome」「Safari」「Firefox」「Opera」などがあります。
あなたが今、このサイトを見ているソフトもブラウザの1つです。
リンク
ホームページ内で、文字や画像をクリックすると、別のページや他のホームページへ移動できる箇所があります。
その仕組みが「リンク」です。
同じホームページ内への移動であれば「内部リンク」、他のホームページであれば「外部リンク」と言います。
チラシやパンフレットなどの紙媒体とホームページとの大きな違いは、このリンクがあることだと言えます。
サイトマップ
サイトマップは、ホームページ内にあるページの構成を分かりやすく一覧にして示したものです。
ページ名の一覧があるだけでなく、それぞれのページ名にリンクを設定しておくことで、見たいページに移動できます。
ページが多くなるほど、ホームページ内にどのようなページがどこにあるのか分かりにくくなります。
そのため、サイトマップを載せたページを用意しておくとユーザーに親切です。
フォーム
フォームとは、ホームページ内で入力した内容をホームページ管理者に送信できる仕組みのことです。
お問い合わせフォーム、お申込みフォーム、注文フォームなどがあります。
メールアドレスを載せておいて、メールを送ってもらっても良いのですが、メールには下記のようなデメリットもあります。
- メールアドレスを持っていないと送れない
- メールを使い慣れていないと面倒
- わざわざメールソフトを立ち上げないといけない
- 件名や冒頭の挨拶文などを考えるのが面倒
- ホームページ管理者が送ってほしい情報を得られにくい
しかし、送信フォームであれば、ホームページ管理者が送ってほしい情報をごとにフォームを用意しておけば、入力してもらえます。
ホームページからスムーズに送信してもらえるので、ユーザーに親切です。
キャッシュ
ブラウザには一度表示したホームページのデータを一時的に記憶する仕組みがあり、これをキャッシュと言います。
一度表示したページのデータを、再度アクセスする度に新たにデータを取得していると表示に時間が掛かってしまいます。
そこで、以前に記憶したデータを呼び出して表示させることで、より早くホームページを閲覧することができます。
ホームページの内容を変更したはずなのに変わっていないときは、キャッシュの影響で、変更前のページが表示されてしまっていることがよくあります。
そのときは、ブラウザの設定からキャッシュ削除をした上で更新して、最新のページを表示させてください。
ちなみに、Windowsであれば、「Ctrl」+「F5」キーの同時押しをすることで、一気に「キャッシュ削除をした上で更新」ができます。
スマホサイト関連のホームページ用語
スマートフォンサイト関連で使われる用語です。
レスポンシブWebデザイン
レスポンシブWebデザインとは、ホームページをユーザーの画面サイズに応じて自動的に適したレイアウトにする制作手法です。
従来は、スマートフォン用のホームページをPC版とは別で作成することが多かったです。
しかし、レスポンシブWebデザイン対応のホームページは、同じURLの一つのページでスマホ対応できます。
レスポンシブWebデザインでは、端末の画面サイズによって、レイアウトを指示するコードが変わるように作っておきます。
これにより、パソコンで見ても、スマホで見ても、最適なレイアウトで表示されます。
ハンバーガーメニュー
ハンバーガーメニューとは、スマートフォンサイトでよくあるメニューボタンです。
三本線のデザインのボタンを押すと、ホームページ内のページメニュー一覧が表示され、他のページへ移動できます。
画像関連のホームページ用語
画像関連で使われる用語です。
画像形式
画像には様々な形式がありますが、ホームページでよく使われる画像形式では「JPG」「JPEG」「PNG」「GIF」があります。
画像形式は、ファイル名の最後の文字列を確認すると分かります。
例えば、「ファイル名.jpg」であれば、画像形式はJPGです。
アイコン
アイコンとは、そこに載せている文などの内容を、直感的に分かりやすくしたマークのようなものです。
単色であることが多いですが、 複数の色を用いている場合もあります。
ホームページ内の見出しやメニューの先頭などに付けることがあり、見出しの意味を直感的に表したり、デザイン的に目が行きやすいようにできます。
スライドショー
スライドショーとは、画像が自動的にスライドするなどして別の画像に変わるような動きをするものです。
限られたスペースで、複数の画像を見せることができます。
トップページのメイン画像として使わることも多いです。
サムネイル
サムネイルとは、本来のサイズより縮小させて表示した画像のことです。
記事一覧ページのアイキャッチ画像や、フォトギャラリーなどで使われます。
サムネイルをクリックすると拡大表示されたり、詳細のページへ移動できる仕様になっていることが、よくあります。
alt属性(オルトぞくせい)
ホームページ内の画像に設定しておく情報の一つです。
通信エラーなどで画像が表示されなかったときに、その画像の意味を示すために表示される代替テキストです。
画像を表示させるHTMLで「alt=”画像の説明文”」を加えることで設定できます。
HTMLを書いてホームページ作成をせず、ホームページ作成サービスを利用する場合でも、「代替テキスト」などの項目で設定できるようにされています。
視覚障害者が利用する音声読み上げブラウザを使用した場合には、alt属性の内容が読み上げられるので、適切な画像の説明を入れておきましょう。
また、alt属性を設定しておくことは、SEO(検索エンジン最適化)対策の1つになります。
Web制作技術関連のホームページ用語
Web制作技術関連で使われる用語です。
HTML(エイチティーエムエル)
HTMLとは、ホームページ作成のために開発された言語の一つです。
HTMLの記述により、ホームページで文章や画像を表示させることができます。
ホームページ作成サービスや、WordPressテーマを使用して作成する場合は、HTMLを理解しておく必要はありませんが、言葉として覚えておきましょう。
CSS(シーエスエス)
CSSとは「Cascading Style Sheets」の略で、ホームページ作成のために開発された言語の一つです。
一般的には「スタイルシート」と呼ばれることも多いです。
ホームページで文字のサイズや色、画像の位置、余白の大きさ、レイアウト全般など、デザインや装飾の部分を指定しています。
ホームページ作成サービスや、WordPressテーマを使用して作成する場合は、CSSを理解しておく必要はありませんが、言葉として覚えておきましょう。
JavaScript(ジャバスクリプト)
ホームページ作成に使う言語の一つです。
JavaScriptはホームページの中で、主に動的な部分を担当しています。
例えば、スライドショーやクリックしてページトップに戻るボタンなどです。
何か動きを付けたいときに使います。
ホームページ作成サービスや、WordPressテーマを使用して作成する場合は、JavaScriptを理解しておく必要はありませんが、言葉として覚えておきましょう。
SSL(エスエスエル)
「Secure Sockets Layer」の略で、送受信するデータを暗号化する技術です。
暗号化することで、お問い合わせフォームから送信された内容などを、第三者に傍受または改ざんされることを防ぎます。
SSL化されたホームページのURLは「https://」で始まります。
SSL化されていないホームページにアクセスすると、ブラウザのURLバーに「保護されていない通信」などと表示され、ユーザーに不安を与えてしまいます。
そのため、ホームページの信用のためにもSSL対応は必須と言えます。
以前は、SSLを導入するのに、年間数千円~数万円の費用が掛かりましたが、今は、無料で導入できるレンタルサーバーが多いです。
アクセス対策関連のホームページ用語
アクセス対策関連で使われる用語です。
検索エンジン
検索エンジンとは、キーワードを入力して、インターネット上を検索するシステムのことです。
GoogleやYahoo!が代表的な検索エンジンです。
アルゴリズム
SEOで言うアルゴリズムとは、検索エンジンが検索順位を決定させるためのルールです。
検索されたキーワードに関連するページを、アルゴリズムに従って、検索結果として表示させます。
クロール
検索エンジンの巡回プログラムがホームページを訪れ、更新された箇所の情報などを取り込むことです。
ホームページを公開しても、まだクロールされていない状態では検索結果には反映されません。
クロールされることで、初めて検索エンジンにホームページを認知してもらえます。
SEO(エスイーオー)
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略で、日本語訳は「検索エンジン最適化」です。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果で、上位表示させるための対策を指します。
アクセス数
単に「アクセス数」と言っても、何の数を指しているのかは分かりません。
アクセス数は、主に次の3つの指標が使われます。
セッション数
セッションとは、「ホームページに訪れたユーザーがホームページ内のページを見たあと、他のホームページへ行くまでの一連の行動(離脱するまで)」のことです。
セッション数とはその数で、「何人の訪問があったのか」を表しています。
同じユーザーがホームページから一度離脱し再度訪れた場合、セッション数は増えて行きます。
ユニークユーザー数
ユニークユーザー数とは、ホームページを訪れた「重複のない」ユーザーの数です。
上記の「セッション数」は同じユーザーの重複もカウントしますが、ユニークユーザー数では、同じユーザーであれば計測期間中に何度訪れても「1」のままです。
ページビュー数
ページビュー数とは、ホーページを見たユーザーが見たページの数です。
略して「PV」と呼ばれています。
例えば、1人のユーザーがホームページを訪れて20ページ見たとしたら、20PVとなります。
Googleアナリティクス
Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールです。
無料とは思えないほど機能が充実しているので、ある程度の知識が無いと使いこなせません。
しかし、使い方を紹介しているWebページや解説本もあるので、それらで勉強し、実際に使ってみることで慣れてくるでしょう。
Googleサーチコンソール
Googleが無料で提供しているサイト運営者向けのサービスです。
Googleアナリティクスがアクセスの分析するためのツールであるのに対し、Googleサーチコンソールはユーザーの検索について分析するツールです。
どのようなキーワードで検索してアクセスされたのか、Googleにクロールされたのがいつなのか、などが分かります。
新規作成したページや、内容変更したページをGoogleに登録してもらうよう、リクエストすることもできます。
WordPress関連のホームページ用語
WordPress関連で使われる用語です。
CMS
CMSとは、「Contents Management System」の略で、ホームページの構築・更新・管理ができるシステムのことです。
ホームページは通常、HTMLやCSSなどのコードを1から記述して制作して行きますが、CMSを活用することで専門知識不要で制作することができます。
CMSの代表的なものがWordPressです。
WordPress(ワードプレス)
WordPressとは、世界でも日本でもシェアが一番高いCMS(コンテンツ管理システム)です。
WordPressは誰でも無料でダウンロードして使えます。
デザインの自由度が高い、SEOに強い、拡張機能が多いなど、多くの強みがあり、圧倒的な人気があります。
日本の多くの制作会社が、WordPressを導入したホームページ制作を行っています。
WordPressテーマ
WordPressテーマとは、WordPressを導入したホームページで、全体のテンプレートのことです。
WordPressでは、テーマを変更することで、デザイン・構成・機能などを変えることができます。
プラグイン
プラグインとは、システムに新しい機能を追加するためのプログラムのことで、WordPressでは多彩なプラグインがあります。
WordPressのプラグインは無料で高機能なものも多く、プラグインを利用することで、ホームページをカスタマイズできます。
レンタルサーバー
レンタルサーバーは、月額料金などでサーバーを貸し出してくれるサービスです。
サーバーを使うには本来、専門知識が必要で管理も大変です。
しかし、レンタルサーバーでは解りやすい管理画面が用意されているので、素人でも簡単に使えます。
有名なレンタルサーバーでは、エックスサーバーやロリポップ!などがあります。
FTP(エフティーピー)
FTPは、ファイルの通信方式の一つです。
FTPソフトを使うことで、サーバーと自分の端末機器でファイルのやり取りができます。
サーバーにWebデータをアップロードするときに、FTPソフトを使います。
代表的なFTPソフトとして、FileZillaなどがあります。
ホームページ用語 まとめ
今回は、ホームページ用語について徹底解説しました。
ホームページ作成をしていると、様々な専門用語が出てくるので、苦手意識を持っている人もいると思います。
初心者は、本記事で紹介している基本的なホームページ用語を知っておくだけでも、少し気が楽になると思います。
1回で覚えなくても良いので、まずは「そんな言葉があったな」と思い出せる程度でも大丈夫です。